金魚鉢のような水量の少ない水槽での飼育
金魚といえば金魚鉢で簡単に飼育できる!と思われがちですが、実は結構難易度が高いです。
このような小さい容器というのは入れられる水の量が少ないので、すぐに水が汚れてしまうんですよね。
ですが、金魚鉢で使える小型底面フィルターと底砂、ECオリジンというバクテリアをつかい、水替えをしっかりすることで維持できているので、
今回は使用しているグッズと金魚鉢の水替えについてご紹介します。
普段お店でレクチャーしている水替えの基本とは少し違った例外的な水替え方法をしています。
この金魚鉢の琉金ですが今年で3年目になります。
最初は狭い容器での飼育が可愛そうだと思い、短期間で金魚を入れ替えながら維持していく予定でしたが、見ていると結構快適に暮らしてそうだし状態も悪くないので長々と暮らしてもらうことになってます。
3歳魚だともっと大きくなってるはずですが、運動量も少なく狭い空間ですのでサイズはそれほど大きくなってません。ただ、あまり大きくしないほうが寿命が伸びると聞いたこともあるのでこのまま続けてみようと思ってます。
そういえば、ランチュウなど大きく育てた個体は短命な気がしますし、爬虫類などもたくさん給餌して短期間で大きく育てた個体は寿命が短い気がします。
※私個人の主観です。
水替えの手順
店舗の入り口に置いてある金魚鉢の水換え方法です。
そのままでもいいのですが、安全策をとり鉢を軽くするため水を抜きます。
金魚はまだ入ったままです。
底床はクリーニングせずきれいな部分の水を水替え用のポンプで抜きます。
ある程度軽くなったところで先程抜いた水の中へそっと金魚を流し入れます。
金魚にはこの状態で掃除が終わるまで待ってもらいます。
この古い水はあとで金魚鉢に戻す分なので、置いておいてくださいね。大体1/3~1/2の量をあとで戻します。
金魚を移したら砂を洗うため洗面器に移します。
取り出した砂をきれいに洗います。このような少水量の容器では底床クリーナーではきれいに取り切れないので砂はきれいに洗ってしまいます。
水槽もきれいに洗います。
丸型の底面フィルター(コトブキ工芸)をセットして洗った砂を敷きます。
フィルターがズレやすいのでプレートを動かさないように砂を敷いていきます。
水槽がセットできたら取っておいた古い水と金魚をそっと戻します。
そして足りない分だけ調整した新しい水を足します。
大体、古い水と新しい水の割合は2:1~1:1です。
新しい水にはカルキ抜きを使用して温度を合わせた新しい水を使ってください。(汲み置き水はオススメしません。)
砂を洗ってしまいますが、入れ替わる水が足りない分だけですので金魚にとっては以前の環境との変化が少ないのでストレスは少ないと思います。古い水を使うことで水槽環境の安定も早いようです。
ちなみに水質浄化バクテリアはECオリジンを水換えごとに使用しています。
金魚鉢での飼育が上手くいかない方、試してみてください。
今紹介した方法で、安定して3年間飼育ができています。
今回紹介した水替えグッズやバクテリアはお店で購入していただけます。
一通販サイトに掲載しているものはリンクでご紹介しております。掲載がないものも、備考欄に書いていただければ同梱して通販可能です。
金魚鉢など、狭い水槽で金魚を長生きさせることができない…とお悩みの方はご来店のうえご相談ください。お待ちしております!