この記事は最終更新から3年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。
日本産淡水魚の最初はめだかです。最もなじみのある魚で、ほとんどの方が名前を知っておられるでしょう。しかし本当のメダカを知っておられる方は、少ないと思います。よく、川で小さな魚を採ってきてめだかと言っておられますが、ほとんどが他の魚の稚魚の場合が多いのです。メダカには野生のもの(黒めだか)のほか、観賞用にヒメダカ、白メダカ、青メダカ、など多くのカラーバリエーションや、からだの短いだるまメダカ、背中の光る、光メダカなどがあります。一時期、黒めだかをみかけなくなり、熱帯魚の餌用に養殖されているヒメダカが一般的になり、ヒメダカが、普通のメダカだと思ってられる方も多いと思います。最近は睡蓮などの水生植物、ビオトープなどの流行で、メダカを飼育される方も多いと思いますが、野生のメダカは、各地域によって固有の種があるので、他地方のメダカや、ヒメダカなどの改良種を自然の川に放流することは、種の保存上このましくありません。くれぐれも家庭で飼育されているメダカの放流はしないようにおねがいします。
金魚・日本産淡水魚